4月20日、21日にかけて本学で開催された2023年度日本計量生物学会年会に参加しました。
共同研究者の柳川堯先生(九州大学名誉教授、現:久留米大学特任教授)から、近年私たちが取り組んでいる放射線リスクアセスメント研究について、ご発表頂きました。これは放射線感受性の個人差をどのように考えるかという重要なテーマに取り組んだ成果なのですが、なかなか解釈が困難な点についても明快なご説明で示して頂き、私にとってもたいへん勉強になりました。ありがとうございました。
日本計量生物学会の集会に参加させて頂いたのは初めての体験でしたが、医学・生物学分野の数理統計解析に関する様々な発表があり、たいへん興味深く拝聴しました。
当研究室の研究にも活用できそうな話が幾つもありました。また、会場では医学生時代にお世話になった先生にも久しぶりにお目にかかることができました。短い時間ではありましたが、楽しい時間を過ごすことができました。
計量生物学とはBiometricsの邦訳ですが、最近流行のビッグデータ解析、AI、機械学習、深層学習なども包括しており、その分野の発展は医学・生物学領域全般に広範な影響を及ぼします。私も、医師、医学者の端くれとして、その早すぎる進歩になんとかついていきたいとはいつも思っているのですが…。
この分野の理解はなかなか難しいとはいえ、我々も頑張って勉強しなくてはなりませんね。
(文責:福永)
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