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プロフィール

登録日: 2022年4月7日

記事 (41)

2025年11月1日2
11月を迎えて:満身創痍
11月になりました。ちょうど北海道では紅葉が見どころであり、連日、とても多くの観光客が大学内を観光しています。今年もあっという間に終わりが見えてきましたが、この秋は学会出張などもあり、私も体力的にきつい状況です。もはや満身創痍という感じでしょうか。 そんな厳しい状況ではありますが、こと研究成果については、ラボの規模・環境からすると、今年はよく頑張っている方なのではないかとすこし嬉しく思っています。最近、ミトコンドリアゲノムに対する放射線影響について、我々は興味深い現象を相次いで見つけているからです。 日本アイソトープ協会の広報誌『Isotope News』から依頼されて執筆した原稿が来月に出版される予定であり、その中に詳しく書きましたが、私が北大に赴任してからこれまでやってきた研究はつまり「放射線は世代を超えて影響するのか?」という大きな疑問に迫るものでした。そして、その謎をとく鍵の一つはミトコンドリアではないかと思っていました。 今年は胸を張って「ある程度の進展がみられた」といえそうです。 親が放射線に被ばくした場合、子どもにもその影響が観察されるだろうか?...

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2025年10月27日2
The 68th Annual Meeting of the Japanese Radiation Research Society & The 6th Asian Congress of Radiation Research (JRRS/ACRR2025) (@Hiroshima)
今年は人類による世界で初めての核兵器使用、すなわち広島への原爆投下、から80年の節目になります。平和への希求という願いも込めて、10月23日から26日にかけて広島国際会議場で開催された国際学会JRRS/ACRR2025に、我々も参加しました。 アジア放射線研究連合(AARR)と日本放射線影響学会との合同開催となったため、日本の研究者だけでなく、インド、タイ、中国、韓国などのアジア各国の研究者も参加しました。さらに、招待演者として、私が英国から招待した先生や、ドイツ、カナダ、オーストラリア、米国などから集まった方々もいて、国際色豊かな学会だったといえます。 私は、前回インド・ムンバイで開催されたThe 5th Asian Congress of Radiation ResearchでYoung Investigator Awardを受賞したこともあり、今回の学会ではぜひ恩返しも含めて何か貢献できればと思っていました。その思いを汲んで下さったのか、シンポジウムを企画する機会を与えて頂き、恩師であるPrise先生はじめ国内外の素晴らしい先生方に登壇頂くことができました。心より感謝してい...

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2025年10月9日3
2025年ノーベル賞
2025年のノーベル賞の自然科学部門では、生理学・医学賞を坂口志文教授、化学賞を北川進教授が受賞することになり、日本人研究者の活躍に注目が集まりました。ちなみにお二人とも京都大学出身ということで、京大の底力を見せつけられたような気がしています。...

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Fukunaga Lab

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Faculty of Health Sciences

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