3月を迎えて:春遠からじ
- hisanorifukunaga
- 2月28日
- 読了時間: 2分
更新日:3月1日
一月往ぬる二月逃げる三月去るとは言いますが、あっという間に3月を迎えることになりました。日本では別れの季節ですね。
学生時代から若手研究者時代にかけてお世話になった先生方の多くが、今年度末に定年退職される予定です。とくに母校の最終講義の予定を見ると、やはり色々と思うところがありました。当時たいへんお世話になったにもかかわらず、聴講に行くことができない不義理をどうかお許し頂ければと願うばかりです。
また、英国では、大学院博士課程の指導教官も今夏でリタイアされます。放射線生物学の分野で成し遂げられたこれまでの業績に改めて敬意を表したいと思います。
寂しくなりますね。
2月には色々なことがあり、私にとっても今後の進路を意識させられることがありました。
放射線生物学は、比較的、歴史の浅い分野といえます。せいぜい100年ちょっとしか学術的な蓄積がありません。したがって、まだ解決されなければならない課題は多く残されており、一方で私の生きている間に解決されることはきっと多くはないのでしょう。
私も、いつの間にやら、専門分野において若手から中堅の世代へと入りつつあり、この分野の現在と未来を担う立場になりつつあります。先日、師匠からは「Future」を託され、次の世代まで研究の灯を絶やさずに伝えなればならないと覚悟しました。Gray Labから続く放射線生物学者の系譜を、私の代で絶やすわけにはいきません。
そのためにはどうすればよいのか…
行くあてもなく 漂うのではなく
見据えた夢 目指して 舵をとる
かすかでも 確実に前進
大切なのは 前に出る姿勢
私が若い頃に聞いていた曲の歌詞をふとした瞬間に思い出します。
冬が終わり、春が近づく、今日この頃。札幌も路傍の堆雪が少しずつ減り、だんだん暖かい日が増えてきました。踏まれた雪の下から、地面が顔を出してきました。
守ってくれた師たちの代わりに、私も前へと出たいと思います。
(文責:福永)

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