7月を迎えて:運命の扉をたたく音
- hisanorifukunaga
- 5 日前
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更新日:3 日前
7月になりました。北海道もすっかり夏を迎えています。ここ最近、本州に引けを取らないような暑さを感じさせる日が多くなりました。北海道とて猛暑の影響を免れることはできないようですね。下の写真のように、すこしでも涼しさを求めて、カフェで冷たいものを頼む時もあるくらいです。
さて、6月も、実に色々なことがありました。
とくに留学時代の知人の奥様が、突然、亡くなられた衝撃は大きかった。私は報道で知りましたが、ネットニュースを見て、びっくりしました。振り返ると、英国でたった数回お目にかかっただけのはずなのですが、彼女の生き様はやはり印象的でした。私にはとても真似ができない生き方を選択されていました。またいつかお目にかかることができればと思っていたのですが…、たいへん残念です。「一寸先は闇」ということを改めて痛感しました。
また、今後の研究者としてのキャリアに関わるかもしれないような、幾つかの出来事に続けて遭遇しました。つまり、ベートーヴェンの「運命の扉をたたく音」を聴いたというのでしょうか。近い将来、劇的な変化があるのかもしれないという漠然とした不安にも似た期待を感じています。いずれにせよ、研究活動がさらに広く展開できるチャンスがあるのであれば、それをぜひ掴みにいきたいものです。
さらに、6月末には、10年以上前からたいへんお世話になっているY先生に北大での講義のために来札されたので、久しぶりに直接話す機会がありました。先生が私のことをどう思っていらっしゃるかはよく判りませんが、私は勝手に「恩師であり、戦友である」と思っています。数多くの論文を一緒に発表させて頂くことができましたから。
先生の話を伺って、いつも思わされるのは、「我々は何のために研究するのか」ということです。子どものような好奇心をかき立てられるような、面白い話を常に聴かせて下さるのですね。今回もたいへん刺激を受けました。
さて、7月になると大学の前期の授業科目は概ね終了します。研究に割くことができる時間も増えるので、個人的にはありがたいですね。私も、この世界の何処か国の誰かに「面白い」と思ってもらえるような、そういう研究をしていきたいと思います。
(文責:福永)

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