11月17日から20日にかけてインド・ムンバイで開催されたAsian Congress of Radiation Research (ACRR 2022)に参加しました。
基本的に4年に一度開催されてきた本大会ですが、今回、コロナ禍の影響で5年ぶりの開催となったのでした。インドを訪ねたのは初めての体験でしたが、ムンバイは聞きしに勝る強烈なインパクトとエネルギーのある場所であり、たいへん思い出深い学会参加となりました。
インドの学生さん達は人懐っこい方が多く、学会会場ではどんどん話しかけてくれて、嬉しく思いました。こんなに温かい気持ちにさせられた国際学会は初めてだったような気がします。再度インドに招待される機会を与えて頂けたら良いなと心から思いました。私は、幸いにも、胃腸の調子が悪くならずに済んだので、インドへの好感度は依然高いままです。
今回は、Asian Association for Radiation Research (AARR)からAARR Young Scientist Awardという国際賞を頂くことができ、個人的に大変な栄誉に俗しました。今後も、アジアの放射線研究を盛り上げる一助になりたいと思っています。日本からは他にもAARR Awardを広島大学の田代聡教授が受賞されました(ハワイに引き続き、ご一緒でした)。
ちなみに次回大会(ACRR 2025)は2025年に広島で開催されることになり、20年ぶりに日本が開催国となります。2025年は世界初の核兵器使用から80年の節目になります。おそらくアジアを中心に世界中から放射線研究者が集うことになるでしょう。どのような国際学会になるのか。今から楽しみです。
(文責:福永)
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