10月16日から19日にかけてハワイで開催中の Radiation Research Society Annual Meeting に参加しました。
今大会でプログラム委員の一人を務めた私の主なミッションは、自身が企画したシンポジウムで座長を務めること、自身のポスター発表を行うこと、そして当研究室博士課程の白石さんのポスター発表を見守ることでした。
企画したシンポジウムでは、福島原発事故後の最新の調査研究成果を中心に、環境放射線被ばくによる健康影響について日米の研究者から新しい知見を発表して頂き、有意義な議論ができました。ご協力くださった日本放射線影響学会、日本保健物理学会の先生方には心から感謝しております。とくに共同座長になって頂いた日本放射線影響学会理事長の田代聡先生(広島大学原爆放射線医科学研究所長・教授)には感謝しております。
また、英国大学院留学時代の指導教員であるProf. Priseをはじめ、コロナ禍でなかなか直接会えなかった海外の先生方にも久しぶりにご挨拶することができ、個人的にたいへん嬉しく思いました。
もちろん、白石さんのポスター発表もとても良かったです(初めての国際学会での発表がハワイでうらやましかった)。
余談ですが、入国審査でもちょっと答えに窮しましたが、この Radiation Research Society は大学やカンファレンスセンターなどの施設で学術大会を開催するのではなく、伝統的にリゾート地のホテルを会場にすることが多いのです。そのため「どうしてそんな場所で開催するのか?」とよく聞かれることがあります。暗にこう言われているわけですね、つまり遊び目的なのではないかと…。
いやいや、断じてそんなことはありませんよ。下の写真は、今回の会場であるハワイの某ホテルで撮影したものですが、もちろん、この綺麗な海でプカプカと浮いたり、泳いで遊んだりしているはずはありませんとも…。
(文責:福永)
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