若手研究者交流会に参加して
- hisanorifukunaga
- 10月1日
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更新日:7 日前
10月1日にコラボほっかいどうにて、公益財団法人北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)の研究助成対象となった若手研究者の交流会が開催されました。いつの間にやら私はもう若手といえなくなってきたような気もしますが、一応、財団から「若手研究者」としてお声が掛かりましたので、今回、参加させて頂くことにしました。
残念ながら、放射線研究者は私だけでしたが、理工学系の様々な分野から研究者が集まっていて、それぞれの研究の概要を聴くのは面白かったです。
今年度、私たちの研究グループは、ノーステック財団から研究助成を頂戴しながら、産学連携体制で研究開発を進めています。北海道大学から出願した特許に関連するバイオ技術・精子形成可視化マウスを用いながら、新しい生殖毒性スクリーニング技術の開発を目指しているところです。発明者として特許の申請に携わるのは、今回が初めてで、色々と四苦八苦してはいますが、最終的に事業化まで目指して頑張りたいと思っています。
今日は「何か参考になる話があるだろうか?」という感じで、気軽に参加させて頂きましたが、思っていたよりもはるかに多種多様な分野の研究テーマを聴く貴重な機会となり、たいへん勉強になりました。
研究者には、もちろん、ある程度の地頭の良さみたいなものは必要でしょうが、もっと重要なのは綿密な情報収集だと私は思っています。独創的なことをするためには、まず他の人がどういう研究をしているかを知る必要があります。基本的には、他の人がやっていないことを手掛けなければならないからです。そして、その研究の領域でブレイクスルーをするためにはこれから何をすべきかをよく考えて、その課題を克服するための戦略的な行動をしなければなりません。
天才研究者たちがどうやって研究を進めているのかは知りませんが、私のような凡人は、とにかく1に勉強、2に勉強、3、4がなくて、5に勉強です。常に知識(情報)の量を底上げしていかなければならない。時代と追いかけっこしているようなものです。
他の研究者たちの研究内容の中には、色々な苦労を感じさせられるものもあり、今日は「やはり研究って、決して楽ではないよな」と改めて感じさせられました。
研究開発で苦しんでいるのは、決して自分だけでない。その当たり前の事実に、すこしだけ励まされるような心地がしました。
明日からも自分なりに精一杯頑張りたいと思います。
(文責:福永)

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